お気に入り登録した商品は、こちらのプルダウンから確認することができます
同一ショップで5092円以上購入時、送料無料
※同時に(一度に)購入した場合のみ適用となります
【 明日20:00 】 までのご注文で翌日お届けに対応。 定休日のご注文は翌営業日の発送となります。(定休日:日曜日, 土曜日, 祝日)
【重要】 交通事情や悪天候などの不可抗力が生じた場合は、商品到着の日時が変更となる場合が御座います。 また年末年始やクリスマスなどの繁忙期は輸送量の増加により【翌日お届け】対応が困難となる場合が御座います。 ※ご希望のご選択がない場合は、値札は外さず発送となります。
レビューはありません。
残り 7 点 98,000円
(772 ポイント還元!)
翌日お届け可(営業日のみ) ※一部地域を除く
お届け日: 11月27日〜指定可 お届け日: (明日20:00のご注文まで)
ページ上部の「お気に入り商品一覧」からご確認頂けます。
30個以上かつ10万円以上のご購入はこちらからお問い合わせください
34,000円
42,000円
36,100円
19,000円
16,700円
40,800円
アンシャントロマン PS1クソゲーゲームソフト
16,650円
キムタク 木村拓哉 Tシャツ 木村拓哉着用 キムタク着用 さんまの夢叶えたろか
46,600円
パイオニア Pioneer CS-X060スピーカー 吊り金具付き
20,000円
TOGA PULLA × studious
24,900円
ウォシュレットTOTO
35,000円
竜2銭銅貨 明治7年 角ウロコ 未使用 組合鑑定書付 竜二銭 トーン 組鑑
55,000円
モニタールーム
42,700円
美品 遊戯王 千年原人 北米版 スーパーレア WCS-EN403 ②
46,000円
食器棚ニトリキッチンボード160
45,000円
深津絵里さん着用★国内正規タグ付★日本別注★22AW 新品 JOHNSTONS ジョンストンズ 大判 カシミヤ ストール グレーグランド 定価71500円
63,990円
98,000円
カートに入れる
◆商品名◆
世界を変えた書物
ニコロ・タルターリア『新科学』1583年刊
弾道学/アリストテレスの運動論を否定/ガリレオ
◆商品説明◆
ニコロ・タルターリア
『新科学』
ヴェネツィア;Camillo Castelli, 1583年刊
ルネサンス期イタリアの数学者・技術者で、三次方程式の解法を巡ってジェロラモ・カルダーノと争ったニコロ・フォンタナ・タルターリア(1499か1500‐57)の処女作です。
史上初めて数学による大砲の弾道計算を行ったので弾道学の祖と呼ばれるタルターリアが、砲術、測量術、軍事防衛の為の築域術等を論じた書で、初版はヴェネツィア1537年刊。こちらは同じヴェネツィアで刊行された後刷りです。
初版と同一の扉絵には、プラトン、アリストテレス、ユークリッドなどが守護する哲学の玉座に近づいていくタルターリアが描かれた寓意画。(cf. 竺覚暁『図説 世界を変えた書物 科学知の系譜』p.48~49)
扉絵のみで標題紙はもとからありません。完本です。版元と刊行年はコロフォンに記載されています。
装丁は近年の背革装。
新科学
1537年
ニコロ・タルターリア(1499-1557)
幼時にフランス兵に口をなぐられたのがもとで、うまく喋べれなくなり、そのため「タルターリャ・吃る人」という呼び名でよく知られているニコロ・フォンタナは、ルネッサンスの優れた工学者、測量技師、数学者でした。本書は、砲術、測量術、軍事防衛の為の築域術等を収めたフォンタナの最初の著作です。 当時、大砲の構造は大きく改良され、ドイツでは、より強力な威力を持った火薬が開発されていました。その結果、大砲の射程は大巾に伸びたけれども、照準を定めることはより困難になったのです。それで、タルターリャは最大射程と正確な照準を共に得るために、弾道学の分野を研究しましたが、その研究過程で、彼はアリストテレスの運動理論を批判することになったのです。
アリストテレスの理論は、中世の終り頃には既にフィロボノス(紀元 530年頃) の「運動量・インペトウス」の理論によって修正を加えられており、このインペトウス理論はパリの唯名論者(ノミナリスト)達によって更に精密なものへと磨きがかけられていました。この理論によれば、砲弾は発射されると同時に「勢い・インペトウス」を与えられ、それによってまっすぐで平らな、つまり水平弾道を保ち、それから内在する「インペトウス」が徐々に使い尽くされていくに従って下降曲線を描き落下していくことになります。それに反して、タルターリャは、弾道は砲弾の自重によりつねに下方に曲げられていることを発見しました。そうして、更に45度の大砲の仰角で最大射程を得ることを立証しました。彼はこの砲弾の軌跡を矛盾なく説明できる数学理論を打ち立てようと意図しましたが、それは失敗に帰したのです。砲弾の動力学の原理を確立し、この事から弾道学の数学理論を引き出したのはガリレオでしたが、タルターリャは動力学の領域への大きな一歩を進め、更にまた砲手用の象限儀、遠く離れた地点の高さ、またそこまでの距離を測る測距儀、測高器等の装置を考察して砲術の実践の向上に貢献したのです。つまり、彼は現在でいうスタジア(視距)測量法を創始したのでした。
彼は、また、三次方程式 x3+ax=bの解法の創始者として有名ですが、その数学の業績を秘密にし公表しようとしませんでした。ジロラモ・カルダーノは、1539年にこれの解法に関する情報をタルターリャから引き出すことに成功し、1545年に、タルターリャに先立って、主著「代数法則に関する大技術」(*15) でより一般的な解法を発表しました。当然のことながら、両者の間に優先権をめぐっての有名な論争が起こり、10年余りにわたって争われたのです。そのことを考えると、なぜタルターリャが1545年まで自分の解法を公表しなかったのかふしぎです。
今日では、三次方程式の解法は、皮肉なことに、「カルダーノの法則」として知られているのです。 (金沢工業大学 工学の曙文庫HPより転載)
本のサイズは写真では把握しずらいので、一緒に写している蛍光ペンとの比較においてご判断くださいませ。
当方が出品しております革装本はすべて、内外の図書館で採用されている処方(Brecknel Turner Saddle Soap、Klucel G、Talas Leather Dressing、SC6000等)でメンテナンスされておりますので、特別なお手入れなしでもしばらくご入手時の